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医療提供体制レベル3

[2022.12.27]

先程、ネットニュースで大野知事が会見した内容を知った。

年末年始は、常に医療提供体制が十分ではないことぐらい誰でもわかる。

あい小児科クリニックの年内最終外来は明日の午前中。午後からは、御自身で検査するか休日診療所を探すしかない。

インフル、コロナ同時検査キットが薬局でも販売されている。家族の分ぐらい買って備蓄すべきだ。

キットは法人で2ヶ月分備蓄して保管しているが、皆様に売却することは無い。薬局等で購入していただくしか方法が無い。

発熱した場合に備え、解熱鎮痛剤と風邪薬は個人で備蓄すべきだろう。

私はことあるごとにインフルエンザの予防接種を勧めてきた。予防接種の時期は終わった。これからは、ワクチンがあっても返品する時期となる。

PCR検査を始めて3年になる。1人で全部検査した結果、検査した件数は2万を超えたみたいだ。飽きずによくやるなあと自分でも感心する。今日も72人分、今から検査するので終わるのは12時ごろになるだろう。毎日遅くまで検査室にいるので、年末年始ぐらい家で掃除やら冬服やらを整理してみたいと思っている。毎日8時に出勤して19時ごろ外来が終わり、草加に移動して一人で検体を整理して、前処理して、PCR検査をする。当然のことではあるが、検査が多ければ時間がかかる。感染拡大時期は件数が増えるので検査が終わるのは24時、あるいはそれ以上遅くなることもある。1人で全部やってきた。検査精度を考えると、他人に任せることができなかったからだ。分子生物学の操作ができる従業員など誰もいない。

バカみたいといえば、バカみたいだ。「PCRバカ」とでも呼んでくれたら幸いだ。

コロナの波が来たら、PCRやらざるを得ないから仕方がないと割り切っている。感染が落ち着いている時期は22時ごろ帰れた時もあった。そんな状態なので、もう往診するのはやめた。一切往診していない。定期の訪問診療は水曜日午後にやっているが、往診(臨時の診察、24時間対応)は別の診療所にお願いすることにしている。外来と検査で毎日手一杯。

最近、毎日新型コロナを20人以上診断していたが、コロナの特効薬ラゲブリオを処方する件数が極端に少なかった。つまり、医師の診断が必須である人はそれほどいないと言える。自分でキットやって、陽性であれば風邪薬を飲んで休む。持病がある方は、主治医と相談するのがベターだ。発熱外来は検査できるが、持病の治療まではできない。PCR検査すれば良いという話でもない。

当法人のスタッフも、3年間休みなく働き続けているので年末年始は休ませることにした。来年も3月まではたぶん発熱対応を頑張る予定だ。4月以降は、法律が改正される可能性もあり流動的だ。

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