RSウイルスが今年は既に流行し始めている。
RSウイルスは、冬のカゼで小さい子ほど重症化するのが特徴。リスクが高い2歳未満の一部の子どもたちには、抗体療法(シナジス)がある。RSウイルスの流行期間、月に一度注射が必要なので計画的に注射を始める。今年は、なんと5月から開始。本来8~9月がスタートだったが、7月になり、今年は5月から開始するのが望ましいと通達が来ている。
4月は、学校や保育園が始まるので接触が増え、感染症や皮膚のトラブルも増える。気になるネット記事を見つけた。新宿のホテルで、皮膚病が多発したようだ。
4月の終わりから、海外から帰国後のコロナ感染症患者が当院でも検出されていた。インバウンド景気で世の中騒いでいるが、人が動けばウイルスも感染症も動く。外国人に限らず、日本人の移動でもウイルスや感染症は動く。
暖かくなると、虫の活動が活発になり、八潮なんかでは畑仕事や草むしりの後の皮膚炎、そして去年多発した蜂に関するトラブルに注意が必要だ。
あい小児科クリニックでは、去年受付周囲にハチの巣が3つできた。去年の夏は、蜂対応が大変だった記憶がある。小さなハチの巣でも、中にたくさん成虫、幼虫がいるので注意しなければならない。しかし、ホテルに泊まったら皮膚炎になったというのはシャレにならない。